2021.11.3 WED

13:00 - 14:30

2021.11.3

東南アジア諸国における脱炭素・強靭な社会実現にむけたパリ協定のもとの気候変動対策~ベトナム、タイ、インドネシアにおけるJICA協力からの教訓~

国際協力機構(JICA)

共催者

海外環境協力センター(OECC)

セミナー概要

【イベントプログラム】
Opening remarks by Mr. Miyazaki Akihiro, JICA
1. Vision for a carbon neutral city in Bangkok
-Bangkok Metropolitan Administration’s Initiatives for Zero Carbon by Ms. Woranuch Suaykakaow, Deputy Director General of Department of Environment, Bangkok Metropolitan Administration (BMA)
-City-to-city cooperation with Bangkok and sharing experiences by the City of Yokohama by Dr. Kazuaki Takahashi, Executive Director for Planning and Coordination Department, Climate Change Policy Headquarters, City of Yokohama
-Result of a survey and proposal on green recovery plan from COVID-19 Pandemic toward sustainable city in Bangkok by Mr. Makoto Kato, General Manager/Principal Researcher, OECC
-Commentary from Mr. Kimihiro Kuromizu, Chief Advisor, JICA Project for Climate Change Master Plan

2. Capacity development at national level for full implementation of Paris Agreement
-Planning and implementation of climate change mitigation actions under the Nationally Determined Contribution (NDC) in Viet Nam and the role of JICA technical cooperation by Dr. Luong Quang Huy, Department of Climate Change, MONRE, Viet Nam
-Commentary from Mr. Koji Fukuda, Chief Advisor, JICA SPI-NDC Project in Viet Nam
-Planning and implementation of climate change adaptation in Indonesia and the role of JICA technical cooperation by Dr. SudhianiPratiwi, Intermediate Planning Officer, Directorate of Environmental Affairs, Ministry of National Development Planning/National Development Planning
Agency (BAPPENAS)
-Commentary from Dr. Jun Ichihara, Chief Advisor, JICA Climate Change Project Phase 2 in Indonesia

3. Discussion on climate change cooperation for capacity development

登壇者

  • ・髙橋 一彰 横浜市 温暖化対策統括本部企画調整部担当部長
    ・加藤 真 海外環境協力センター(OECC) 理事
    ・Dr. Luong Quang Huy ベトナム天然資源環境省気候変動総局

    ▼オンライン参加者
    ・宮崎明博 JICA地球環境部 次長
    ・Ms. Woranuch Suaykakaow バンコク都 環境局副局長
    ・黒水公博 JICAバンコク都気候変動マスタープラン実施能力強化プロジェクト チーフアドバイザー
    ・福田幸司 パリ協定に係る「自国が決定する貢献(NDC)」実施支援プロジェクト チーフアドバイザー
    ・Dr. Sudhiani Pratiwi インドネシア国家開発企画庁環境局
    ・市原 純 JICA気候変動対策能力強化プロジェクトフェーズ2 チーフアドバイザー

セッションサマリー

東南アジア諸国においては、パリ協定を踏まえ国内における気候変動対策の強化が一気に進行している。とりわけ、国が決定する約束(NDC)、2050年以降の脱炭素化を目指す長期成長戦略の策定、都市レベルでの気候変動対策等、様々な局面から取組が行われており、世界の成長センターともいえる東南アジアで、経済成長を持続させつつ、脱・低炭素で気候変動にレジリエントな社会が成立させられるか注目が集まっている。JICAは、東南アジアの主要国であるベトナム、タイ、インドネシアにおいて技術協力プロジェクトを通じて、これらの国が自律的に取り組む気候変動対策と持続可能な開発への取組を支援してきた。本セッションでは、3つのプロジェクトのカウンターパートから、気候変動の取り組みの促進のための国内法体制の整備、国の開発計画の更新、都市レベルの気候変動の中長期的な取り組みといった最新の状況を共有した。
タイにおいて実施中の「バンコク都気候変動マスタープラン2013-2023実施能力強化プロジェクト」のCPであるバンコク都は、2030年までの排出削減目標とその目標達成のためのアクションを定める新しい気候変動マスタープランを策定中であり、その中で2050年までにカーボンニュートラルを目指すという長期ビジョンを示すことを紹介した。ベトナムで実施中の「パリ協定に係る「自国が決定する貢献(NDC)」実施支援プロジェクト」のCPである同国天然資源環境省(MONRE)は、昨年11月の環境保護法の改定で同法に気候変動が明記されたことでNDCの国内の法的根拠が整備されたことを紹介し、今後はその着実な実施にむけてMONRE・関係省庁・民間セクターの計画・実施・モニタリング能力強化、民間セクターとの連携強化の重要性を強調し、JICA支援への期待が述べられた。インドネシアは、2019年から実施中の「気候変動対策能力強化プロジェクトフェーズ2」のカウンターパートの一つである同国開発計画企画庁(BAPPENAS)が、現行の中期開発計画(2020~24年の5年間)の気候変動に係る章に強靭な開発のための政策・目標が定められており、JICAがこの実施・モニタリングのための能力強化支援を行っているとの紹介があった。
最後に、JICAは、各国・都市のオーナーシップのもと技術協力プロジェクトの活動が進捗していること、各国・都市において長期的な開発と脱炭素・強靭な社会実現に向けた更なる取り組みにプロジェクトが貢献していくと述べ、本セッションを締めくくった。

2021.11.3 WEDタイムテーブル

17:00 - 18:30

2021.11.3