イベントスケジュール - COP25 JAPAN PAVILION
2019.12.10
二国間クレジット制度(JCM)を通じたNDC及び持続可能な開発目標(SDGs)の達成の方法
主催者
- 公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)
イベント概要
本サイドイベントでは、JCMパートナー国がJCMを通じてNDCをどのように達成し、また、環境・社会・経済と密接に関連する持続可能な開発目標(SDGs)の達成にどのように貢献できるか議論を行うことを目的とする。本サイドイベントでは、環境省及びJCMパートナー国担当官より進捗状況の報告を行い、また、IGES研究員よりJCMプロジェクトを通じたSDGsへの貢献事例を紹介する。
登壇者
- 武内 和彦 地球環境戦略研究機関(IGES) 理事長
- 宇賀 まい子 日本環境省 地球環境局 地球温暖化対策課 市場メカニズム室主査
- サン ウィン ミャンマー天然資源環境保全省 環境保全局 副課長
- ディルバ アクター バングラデシュ環境局 課長補佐
- ヴィーケー ダガル アジア開発銀行 持続可能な開発及び気候変動局 主席気候変動スペシャリスト
- 服部 友彦 公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES) 気候変動とエネルギー領域 研究員
- 田村 堅太郎 公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES) 気候変動とエネルギー領域 プログラムディレクター
配布資料
セッションサマリー
本イベントでは、冒頭に、IGESの武内理事長より挨拶がありました。次に、環境省 市場メカニズム室の宇賀主査よりJCMの最新状況や環境省による事業への資金支援について紹介がありました。その後、ミャンマー天然資源環境省のサン ウィン氏およびバングラデシュ環境局のアクター氏よりJCMによるNDCおよびSDGsへの貢献について紹介されました。サン ウィン氏からは都市間連携事業から特定された今後事業化が望まれる案件の紹介もありました。アクター氏からは実施中の大規模太陽光発電事業やADBと環境省の支援による高効率送電線事業への期待も寄せられました。アジア開発銀行のダガル氏は、JCMによるSDGsへの貢献について、パリ協定6条について言及しながら発表されました。IGES気候変動とエネルギー領域の服部研究員は、JCMによるSDGsへの貢献について例を用いて紹介しました。
パネルディスカッションおよび質疑応答では、IGES気候変動とエネルギー領域の田村プログラムディレクターによるモデレートのもと、宇賀主査、ウィン氏、ダガル氏によって2020年以降のJCM等についての議論が行われました。
メッセージや成果
- JCMはパリ協定6条における協力的アプローチの先駆的取組である。
- JCMは緩和プロジェクトを支援するものであるが、プロジェクト実施によって、SDGsへの貢献や持続可能な開発コベネフィットがもたらされる。
- JCMは特に再エネ及びエネルギー効率の分野でのNDC達成に向けて貢献できる。
- 日本環境省はアジア開発銀行や世界銀行とJCMについてパートナシップを構築しており、このような協力はJCMのスケールアップに重要。
2019.12.10 TUE のタイムテーブル
再エネ及び省エネの普及・対応を通じた環境と成長の好循環
経済産業省 産業技術環境局地球環境連携室
二国間クレジット制度(JCM)を通じたNDC及び持続可能な開発目標(SDG)の達成の方法
公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)
気候危機に挑む日本と世界の大都市
―2050年カーボンニュートラルをめざして
気候変動イニシアティブ 事務局(JCI)
脱炭素化とSDGsのローカライゼーション:地域循環共生圏の実現を目指す自治体の挑戦
一般財団法人 イクレイ日本、環境省地球環境局国際連携課