生態系を基盤とした適応(EbA)10年間の歩み:先導的政府や効果的取り組み
主催者
- ドイツ連邦環境省 国際気候イニシアチブ
イベント概要
- 5:45 司会者による、イベントの目的説明 (3分)
- 5:48 日本環境省 原田義昭大臣による歓迎の挨拶(5分)
- 5:53 ドイツ連邦環境・自然保護・建設・原子力安全省による開式の挨拶(5分)
- 5:58 ハイレベルパネルディスカッション(60-70分)>
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人間の気候変動に対するレジリエンスを高めるための、生態系を基盤とした適応アプローチ採用における各国の到達度に関する情報および意見の提供(3分間)
各介入後に司会者による補足質問および説明 -
NDCs、NAPs等の各国の政策および計画プロセスにおいて、生態系を基盤とした適応アプローチを主流化するという挑戦に関する省察(2分間)。既に主流化されている場合、こうした側面は実施に関して様々なセクターにどのように統合されているか。
各介入後に司会者による補足質問および説明 - 聴衆を交えた質疑応答
- 各パネリストによる、最も伝えたいメッセージ(1分間)
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人間の気候変動に対するレジリエンスを高めるための、生態系を基盤とした適応アプローチ採用における各国の到達度に関する情報および意見の提供(3分間)
- 7:00 軽食
登壇者
- 原田義昭 日本環境省 環境大臣
- Ruth Ihren ドイツ連邦環境省 国際気候イニシアチブ 自然保護と資源の持続的利用
- Malik Amin Aslam 気候変動省(パキスタン) 気候変動に関する首相顧問
- Lina Pohl大臣 自然資源・環境省(エルサルバドル) 自然資源・環境大臣
- Ronald Jumeau大臣 外務省(セイシェル) 国連大使
- Silvia Zuñiga 環境・自然資源省(グアテマラ) 気候変動ディレクション
セッションサマリー
生態系を基盤とした適応が発案、定義されて10周年を迎えるのを記念して、IUCNおよびCEMは閣僚級パネルを開催した。日本の原田義昭環境大臣による歓迎挨拶、それに続くBMU IKIによる開式挨拶の後、IUCNヴァイスプレジデント兼パキスタン気候変動に関する首相顧問であるMalik Amin Aslamが、パネルディスカッションの議事進行役を務めた。パネリストとして登壇したのは、エルサルバドルの環境天然資源大臣Lina Pohl氏、セイシェルの外務省常駐国連大使Ronald Jumeau氏、グアテマラの環境天然資源省気候変動ディレクションSilvia Zuniga氏、ドイツ環境天然資源原子力安全省、自然保護および天然資源の持続可能な利用のRuth Ihren氏。登壇者は、エルサルバドルの国際生態系回復の10年(2021-2030)の提言や回復プログラムのための国民評議会、パキスタンのBillion Tree Tsunami計画、セイシェルの民間セクターへのEbAの普及、等のパートナーシップやプロジェクトを通して、どのようにEbAが主流化されたかについて語った。
その他残したいメッセージやイベントにおける成果
生態系を基盤とした適応は、開発のための方策であり、開発に対する障壁ではない。- Ronald Jumeau
世界が一丸となって生態系を基盤とした適応の枠組みを採用することが重要である。- Lina Pohl
生態系を基盤とした適応は、一つの選択肢ではなく、生き残るための戦略なのだ。- Silvia Zuniga