17:00 - 18:30
タイトル | 気候変動能力開発~気候変動国際研修センター(CITC)を通じた気候アクションの推進 |
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イベント概要 | 2014年に設立された気候変動国際研修センターの取組について、概要とこれまでの成果を共有すると共に、地域の気候変動分野の能力開発の取組について、あるべき姿について、参加者間で議論する。 |
キーワード | 能力開発、地域間協力 |
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主催者 |
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「気候変動能力開発~気候変動国際研修センターを通じた気候アクションの推進」
(独)国際協力機構(JICA)の技術協力プロジェクトとして、(一社)海外環境協力センター(OECC)も支援し、タイ温室効果ガス管理機構(TGO)によって設立・運営されている「気候変動国際研修センター(CITC)」の最新の活動状況を紹介し、JICA及びOECCの気候変動能力開発に係る取組についても紹介を行い、能力開発の取組に関連する諸課題や今後の展望について、参加者との間で意見交換を実施した。
OECCの竹本理事長からは、冒頭、気候変動問題の中でも能力開発の取組は各種対策を行う上で、ベースとなる最も重要な課題の一つであることを指摘し、JICAやTGOと共に東南アジア地域での研修センターとして、CITCの取組を支援してきたことが紹介された。
TGOが広報用に作成したCITCの紹介ビデオ上映後、TGO副局長のナタリカ氏から、CITCの取組に関する紹介がなされ、研修コースの拡充を図ると共に、内容の質の向上に取り組んでいることが紹介された。
JICA専門員の川西氏からは2010年から始まったTGOをカウンターパートとしたJICA技術協力プロジェクトの紹介がなされ、第1フェーズでTGO職員の能力開発に取り組み、第2フェーズでCITC設立、研修コース開発を行い、今年からスタートした第3フェーズにて更なるCITCを通じた更なる気候変動能力開発の取組を支援していることが紹介された。
OECC理事長の竹本氏からは、OECCが手掛ける様々な気候変動及びSDGsに関する能力開発の取組が紹介され、CITC設立・運営についてもOECCの様々な知見を活用し、支援していることが紹介された。
質疑応答及びディスカッションでは、CITCの研修後のフォローアップ、南アジア地域等、他地域との協力の可能性、またCITCの研修に実際に参加した人の体験談等も紹介され、研修を実践することの重要性や他地域との情報・意見交換を通じた連携の模索について議論が交わされた。
気候変動国際研修センター(CITC)の取組が継続され、タイ及び東南アジア諸国の関係者に対し、能力開発のサービスが提供され、貢献していることを確認。今後も当該地域での研修センターとしての認知度を高めるために、研修カリキュラムの拡充に加え、運営主体のTGOからは内容面での質の向上の取組を最重要課題として取り組んでいることが紹介された。研修後の緩和策や適応策への実践の支援、また地域間の協力については、今後の検討課題である。
一般社団法人海外環境協力センター 家本 了誌
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