【イベントプログラム】
開会挨拶（5分）
・川口 征洋：経済産業省 産業技術環境局 地球環境対策室長
講演１（10分）技術的および社会的革新によって引き起こされるエネルギー需要の変化
・秋元圭吾：地球環境産業技術研究機構（RITE）システム研究グループリーダー・主席研究員
講演２（15分）低エネルギー需要の変革の概要
・Arnulf Grübler：国際応用システム分析研究所（IIASA）
講演３（10分）デジタル化：変革のレバー
・Charlie Wilson：イーストアングリア大学
講演４（10分）将来の低エネルギー需要における衡平性とは：すべての人にとって適切な生活水準
・Shonali Pachauri：国際応用システム分析研究所（IIASA）
講演５（10分）社会技術経済変革のためのイノベーション
・Greg Nemet：ウィスコンシン大学マディソン校
パネルディスカッション（30分）必要な行動的および社会的変化とその実現可能性
・Joyashree Roy（モデレーター）：アジア工科大学院（AIT）

• ▼オンライン参加者
  ・川口 征洋 経済産業省 産業技術環境局 地球環境対策室長
  ・秋元 圭吾 地球環境産業技術研究機構（RITE） システム研究グループ グループリーダー・主席研究員
  ・Arnulf Grübler 国際応用システム分析研究所（IIASA） 名誉研究員
  ・Charlie Wilson イーストアングリア大学 教授
  ・Shonali Pachauri 国際応用システム分析研究所（IIASA） 研究グループリーダー・主任研究員
  ・Greg Nemet ウィスコンシン大学マディソン校 教授
  ・Joyashree Roy(モデレーター) アジア工科大学院（AIT） 教授

• The Japan Pavilion_COP26-Background and Overview of EDITS-.pdf

・冒頭、経済産業省川口室長による開会挨拶の後、各スピーカーよりプレゼンテーションを行い、最後にディスカッションを実施した。
・RITE秋元からは、EDITSプロジェクトの目的、メンバーの紹介があり、次いで世界のエネルギー消費や生活水準（DLS）から推定されるエネルギー需要また、運輸において技術及び行動変容が及ぼす影響としてカーシェアリングによるCO2排出量の推計を紹介した。
・Grübler氏は、脱炭素化に関し、需要に焦点を当て、カーバッテリーや太陽電池を例に挙げ、技術革新がイニシャルコスト改善に及ぼす影響を紹介し、需要主導の変革シナリオの重要性を指摘した。
・Wilson氏は、デジタル化が変革の力となり大きなチャンスとなる一方、リスクを伴うことを指摘し、Pachauri氏は、全ての人に一定の生活水準を提供することは、低エネルギー需要（LED）と気候変動が密接に関係すると指摘した。
・Nemet氏は、小さな技術が大規模な改善に寄与し、それはカーボンニュートラルに要する高コストを回避する事にも資すると指摘した。
・各スピーカーがプレゼンテーションを行った後、Roy氏による司会進行でディスカッションを行った。

＜ジャパンパビリオン＞
RITE：ホームページ
エネルギー需要部門の技術・社会イノベーションと国際モデル比較【11月11日】
https://www.rite.or.jp/system/events/2021/11/cop26_1.html

IIASA：ホームページ
https://iiasa.ac.at/web/ece/211111_EDITS_COP26.html
RITEではCOP26ジャパンパビリオンでのセミナーに加え、COP26の開催に際し、米国未来資源研究所（RFF）との関連イベントも実施いたしました。詳細はホームページをご覧ください。

＜RFFとの関連イベント＞
RFF：ホームページ
国境炭素措置：野心的な気候政策で何が起こるのか？【11月3日】
https://www.rff.org/events/rff-live/carbon-border-measures-ambitious-climate-policies-emissions-leakage/

国境炭素措置：リーケージに対応し気候野心を促進する政策【11月9日】
https://www.rff.org/events/rff-live/carbon-border-measures-policies-to-combat-leakage-and-encourage-climate-ambition/