イベントスケジュール - COP25 JAPAN PAVILION
2019.12.12
気候変動への適応に資する自立分散型マイクログリッドの構築を通じたレジリエントな地域共創圏づくりへの貢献
主催者
- 株式会社チャレナジー
共催者
- チャレナジーフィリピン
イベント概要
チャレナジーの開発する次世代型10kW風力発電機は、台風のような風環境下でも電力を安定供給できる世界初の技術である。熱帯低気圧の襲来が多く、且つ電力供給を化石燃料に依存する東南アジアやカリブ海などの島しょ地帯は、災害時に電力及び通信システムが長期間遮断されてしまう危機的な課題に直面している。チャレナジーの風力発電機を電源としたマイクログリッドシステムの導入により、通常時だけでなく災害時でも安定した電力を供給すると共に、衛星通信技術を併せて、避難情報システム並びに外部との支援要請手段を確保することで、災害後の復興を迅速化でき、レジリエンスの構築に貢献する。
また、近年、気候変動の影響による異常気象が地球規模で表面化しており、熱帯低気圧の将来予測などについて専門家から紹介する。
登壇者
- 水本 穣戸 株式会社チャレナジー 執行役員 / CSO
- 青木 一彦 スカパーJSAT株式会社 宇宙事業部門 執行役員
- 太田 景子 株式会社セント・フォース 気象予報士
セッションサマリー
気候変動による気象の激甚化がもたらす災害について、今年日本を襲った台風15号と19号を現場で伝えていた気象予報士の太田景子より報告。特に、今後も予想される台風災害の深刻化について至急の対策が必要である点を強調した。その後、株式会社チャレナジーの水本穣戸より台風の様な過酷な環境下でも稼働が可能な世界初の技術である垂直軸型マグナス式風力発電機の特徴とその市場性について説明した。更に、スカパーJSAT株式会社からは青木一彦が災害時における衛星通信の利活用事例、加えて衛星事業の新たな展開として太陽光発電量の予測技術による気候変動の緩和への貢献という点を紹介。最後のパネルディスカッションでは、適応への貢献として、自立分散型マイクログリッド技術を紹介した。
メッセージや成果
本イベントでは、各国の政府・国際機関関係者の方々に聴講いただき、チャレナジーとスカパーJSATの取り組みを海外に幅広く知ってもらうができました。日本政府が打ち出す政策に基づき、気候変動問題に対して各団体が日本の光る技術を用いた具体的解決策を提示できたことは、ジャパンパビリオン全体での大きな成果と考えています。
これからも、日本のものづくりの技術は世界のイノベーションをリードしていくでしょう。
チャレナジーがその先頭を走ることができるよう、今後も引き続き技術開発と事業展開を進めて参ります。
2019.12.12 THU のタイムテーブル
ASEANにおける透明性パートナーシップ
~企業価値を高めるための気候変動行動~
一般社団法人 海外環境協力センター(OECC)
東京オリンピックに向けたサステイナブルへの動きと将来への課題
Climate Youth Japan(CYJ)
第7回JCMパートナー国会合
環境省