11月17日(木) 17:00-18:00

17:00-18:00

タイトル 日本の運輸部門における地球温暖化対策の取組
概要 エコモ財団は、日本の運輸・交通分野における環境問題(地球温暖化、排出ガス、廃棄物・リサイクル、騒音、海洋汚染等)の現状とその対策について、包括的に情報を提供している「運輸・交通と環境」の英語版「Transport and Environment in Japan 2016(TEJ2016)」を発行した。イベントでは、まずTEJ2016を参加者に配布し、エコモ財団より、本書(TEJ2016)にある温暖化対策の取組について説明する。続いて具体的な事例として、自動車単体の施策やITS等による対策について、日本自動車工業会より説明する。
主催/共催
プログラム
セッション
サマリー
エコモ財団は、日本の運輸・交通分野における環境問題(地球温暖化、排出ガス、廃棄物・リサイクル、騒音、海洋汚染等)の現状とその対策について、包括的に情報を提供している「運輸・交通と環境」の英語版「Transport and Environment in Japan 2016(TEJ2016)」を発行しました。
イベントでは、まずTEJ2016を参加者に配布し、エコモ財団より、本書(TEJ2016)にある運輸部門の温暖化対策の取組について発表しました。
発表の前半では、温室効果ガス排出量の現状や運輸部門のCO2排出源単位、日本の運輸部門における温暖化対策の構造を説明した後、自動車単体対策、交通流対策、物流対策、公共交通対策などの代表例を個別に説明しました。
発表の後半では、エコモ財団の取組について説明しました。具体的には、グリーン経営認証制度、エコ通勤、エコドライブ、環境的に持続可能な交通(EST)、交通環境学習、エコプロダクツ展とエコプロダクツ大賞、交通観光カーボンオフセットについて説明しました。
続いて、日本の運輸部門におけるCO2排出削減について、日本自動車工業会より発表しました。
発表の前半では、日本の現状について説明し、具体的には運輸部門の排出量の現状と中期目標について説明しました。また、自動車単体対策、交通流対策、ドライバーの行動(エコドライブ)、エネルギー多様性について、バランス良く並行して進める「統合的対策」が重要であることを説明しました。
発表の後半では、中期的対策として、燃費の改善と共に、交通流対策と効率的輸送を行い、エコドライブの普及も進める必要があるため、各々について具体的な取組を紹介しました。最後に、長期的な対策として、次世代自動車の一層の普及や各国の実情に応じた統合的対策が重要であることを説明しました。
キーメッセージ 日本では既に減少傾向にある運輸部門のCO2排出量について、アジアなど世界各国では、今後急増する可能性が高い。日本の温暖化対策を今回発行した冊子を通じて、引き続き各国に紹介していく

パリ協定の目標(2℃目標等)に向けて、日本の優れた技術(次世代自動車)を世界で普及させるとともに、運輸部門の排出削減には実効性ある「統合的対策」を各国で進めることが重要である
各種資料 発表資料 1(英文)(PDF・1,949KB)
発表資料 2(英文)(PDF・3,013KB)
イベント風景
  • 11月17日(木)17:00-18:00のイベント
  • 11月17日(木)17:00-18:00のイベント
報告者 公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団 熊井大