2023.12.3 Sun.

10:30 - 11:45

イノベーションによる脱炭素への挑戦：ICEFロードマップ発表イベント「人工知能（AI）による気候変動緩和」

主催者

国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）

共催者

経済産業省

セミナー概要

概要

本セミナーでは、2023年10月4日-5日に経済産業省及びNEDOが開催する第10回ICEF（Innovation for Cool Earth Forum）年次総会の成果を報告する。まず、経産省・NEDOより、東京GXウィークをはじめとしたICEF年次総会で議論したネットゼロ実現に向け求められる政策、イノベーション、技術等を紹介する。その後、今年度のICEFの主要なアウトプットであるロードマップ「Artificial Intelligence (AI) and Climate Change Mitigation Roadmap」の最終版を発表し、最後に有識者間でICEFの成果やロードマップに関連するパネルディスカッションを実施する。

プログラム

開会挨拶 -5分-

小林 出　経済産業省 審議官（環境問題担当）

特別講演 -10分-

Noel Bakhtian, Director of Tech Acceleration, Bezos Earth Fund

NEDO / ICEFの紹介 -10分-

吉岡 正嗣　NEDO理事

ICEFロードマップ「人工知能（AI）と気候変動緩和」の発表 -20分-

• David Sandalow ICEF運営委員、コロンビア大学世界エネルギー政策センター / 創立フェロー
• Julio Friedmann Carbon Direct,　シニア・サイエンティスト
• Antoine Halff, Adjunct Senior Research Scholar at the Center on Global Energy Policy, Columbia University

パネル・ディスカッション -30分-

• David Sandalow ICEF運営委員、コロンビア大学世界エネルギー政策センター / 創立フェロー[モデレーター]
• Julio Friedmann Carbon Direct,　シニア・サイエンティスト
• Antoine Halff, Adjunct Senior Research Scholar at the Center on Global Energy Policy, Columbia University
• Roland Roesch　国際再生可能エネルギー機関（IRENA）Innovation and Technology Center 所長
• Noel Bakhtian, Director, Tech Acceleration, Bezos Earth Fund
• Aleksei SAVRASOV, 国際連合工業開発機関(UNIDO), Industrial Development Officer in the Division of Digital Transformation and Artificial Intelligence Strategies

登壇者

現地登壇者

• 小林　出 / 経済産業省 審議官（環境問題担当）
• 吉岡 正嗣 / NEDO
• Noel Bakhtian / Bezos Earth Fund
• David Sandalow / Columbia University
• Julio Friedmann / Carbon Direct
• Roland Roesch / IRENA Innovation and Technology Centre (IITC)
• Aleksei SAVRASOV / UNIDO
• Antoine Halff / Columbia University

関連リンク

• Innovation for Cool Earth Forum (ICEF) ウェブサイト
• ICEFロードマップ「人工知能（AI）と気候変動緩和」

セッションサマリー

今年10月に開催した「Innovation for Cool Earth Forum（ICEF）」の結果報告とともに、脱炭素に貢献する最新技術を取り上げるICEFロードマップを本イベントにてリリースした。今年のICEFロードマップは、『人工知能（AI）と気候変動緩和』と題して、Chat GPTを始めるとする生成AI等の人工知能がどのように気候変動に貢献するのか等を分析している。
本イベントでは、まず、経済産業省からは小林審議官（環境問題担当）が開会挨拶を行い、その後、Bezos Earth FundのNoel Bakhtian（Director of Tech Acceleration）が気候変動分野におけるイノベーションの重要性について、特別講演を行った。続いて、NEDOの吉岡理事がNEDOの気候変動分野に対する貢献やICEFの紹介等に関する講演を行った。そして、ICEFロードマップ作成の中心人物であるサンダローICEF運営委員等より「人工知能（AI）と気候変動緩和」のロードマップが発表され、同氏をモデレーターとする気候変動対策におけるAIの活用等に関するパネルディスカッションが行われた。パネルディスカッションでは、AIは、発電、送電、製造業、エネルギー貯蔵等などのあらゆる分野で気候変動に貢献する可能性があることが幅広く議論された。また、AIの利用が拡大されることによる情報管理・セキュリティの重要性も併せて議論が行われた。