2023.12.2 Sat.

12:30 - 13:45
世界の埋立地から排出されるメタンガスを削減する! ~ 福岡方式の可能性を探る ~
主催者
環境省・福岡市
共催者
国連ハビタット アフリカのきれいな街プラットフォーム (ACCP)
セミナー概要

概要

メタン削減推進活動や海外で福岡方式の導入支援をしている専門家による基調講演及びパネルディスカッションを通じて、準好気性埋立構造・福岡方式が、メタンガス排出削減や廃棄物処理に課題を抱える都市の生活環境改善にいかに貢献するのかを考えます。

プログラム

開会挨拶 -3分-

水谷 好洋 環境省 国際脱炭素移行推進・環境インフラ担当参事官

基調講演① グローバル・メタン・プレッジとメタン排出の削減の重要性 -10分-

Mr. Donovan Storey 短寿命気候汚染物質削減のための気候と大気浄化の国際パートナーシップ(CCAC)廃棄物エキスパート

基調講演② 福岡方式が世界の廃棄物管理の課題を救う! -10分-

松藤 康司 福岡大学名誉教授/NPO法人SWAN-Fukuoka 理事長

福岡市の取組み紹介 -7分-

中村 卓也 福岡市環境局長

メタン削減に関する資金支援スキームの紹介 -7分-

  1. Virender Kumar Duggal プリンシパル気候変動スペシャリスト、アジア開発銀行(ADB)
  2. Alois Posekufa Mhlanga クライメイトテクノロジーズイノベーションユニットチーフ、国連工業開発機関(UNIDO)

福岡方式の事例紹介 -15分-

  1. Monicah Kingori ケニア・キアンブ県 環境アシスタントディレクター
  2. マラヴァ シンティア / 大寺 泰輔 ㈱エイト日本技術開発 国際支社
  3. 星野 幸代 国連ハビタット福岡本部 本部長補佐官

パネルディスカッション -20分-

  • モデレーター:星野 幸代 国連ハビタット福岡本部
  • パネリスト① 松藤 康司 福岡大学 NPO法人SWAN-Fukuoka
  • パネリスト② 中村 卓也 福岡市
  • パネリスト③ Monicah Kingori ケニア・キアンブ県
  • パネリスト④ Myriam Jenayah チュニジア 廃棄物公社ANGeD
  • パネリスト⑤ 宮崎 明博 JICA球環境部次長兼環境管理・気候変動対策グループ長
登壇者

現地登壇者

  • 水谷 好洋 / 環境省 国際脱炭素移行推進・環境インフラ担当参事官
  • Mr. Donovan Storey / 短寿命気候汚染物質削減のための気候と大気浄化の国際パートナーシップ(CCAC)廃棄物エキスパート
  • 松藤 康司 / 福岡大学名誉教授/NPO法人SWAN-Fukuoka理事長
  • 星野 幸代 / 国連ハビタット福岡本部 本部長補佐官
  • 中村 卓也 / 福岡市環境局局長
  • Virender Kumar Duggal / アジア開発銀行(ADB)プリンシパル気候変動スペシャリスト
  • Alois Posekufa Mhlanga / クライメイトテクノロジーズイノベーションユニットチーフ、国連工業開発機関(UNIDO)
  • 大寺 泰輔 / ㈱エイト日本技術開発 国際支社 事業推進部 グループマネージャー
  • マラヴァ シンティア / ㈱エイト日本技術開発 国際支社 都市環境・資源・マネジメント事業部
  • Myriam Jenayah / チュニジア 廃棄物公社 ANGeD
  • 宮崎 明博 / 独立行政法人国際協力機構(JICA)地球環境部次長兼環境管理・気候変動対策グループ長

オンライン登壇者

  • Monicah Kingori / ケニア・キアンブ県 環境アシスタントディレクター
  • Mr. Donovan Storey / 短寿命気候汚染物質削減のための気候と大気浄化の国際パートナーシップ(CCAC)廃棄物エキスパート
関連リンク
セッションサマリー
セミナーのテーマである「準好気性埋立構造・福岡方式が、メタンガス排出削減や都市の生活環境改善にいかに貢献するのか」について、メタン削減推進活動や海外で福岡方式の導入支援をしている専門家等による基調講演、国際機関による福岡方式に関する最新情報の紹介、実際に福岡方式を導入している都市や導入支援を行っている団体等の事例紹介、パネルディスカッションを通して議論を深めた。
 基調講演では、メタン削減に関する最新情報や福岡方式の有効性や今後の展開について、専門家ならではの意見や提言が行われた。国連ハビタットからは「アフリカのきれいな街プラットフォーム(ACCP)」の取組み紹介、ADB/UNIDOからは、メタンガス削減に関する資金支援スキームの紹介が行われた。また、実際に福岡方式を導入している都市や導入支援をしている団体等からは、現地スタッフや住民との協力関係構築の必要性や、現地スタッフに技術継承を行う必要性を経験に基づいた発表が行われるなど、多岐にわたる情報発信・知見の共有が行われた。
またパネルディスカッションでは、福岡方式が廃棄物処理や生活環境に課題を抱える開発途上国の課題解決に向けたソリューションになり得ることを再認識したほか、廃棄物管理の向上を目指すためには人材育成が最も重要であること、導入する都市が事業実施体制を整える必要があること、そして事業に関わる全てのプレイヤーが一丸となって廃棄物処理の課題に引き続き取り組んで行く必要があることを話し合う有意義な時間となった。
メッセージや成果
セミナーの様子は、zoomウェビナーで、英語・フランス語・日本語の同時通訳で配信され、世界各地から100名を超える視聴があるなど、高い関心が寄せられた。また、セミナーで使用された資料は、福岡市HPで公開されているので、ぜひ参考にしていただきたい。
環境省・国連ハビタット・福岡市等で設立した福岡方式グローバルネットワークでは、今後も福岡方式に関するウェビナーを開催する予定なので、みなさんのご参加をお待ちしています。

その他のタイムテーブル

2023.12.2 Sat.

10:30 - 11:45

世界を牽引する若者リーダー6名のトークセッション

主催者:一般社団法人 SWiTCH
共催者:青年会議NGO クライメイトユースジャパン
15:30 - 16:45

日本の2050年ネットゼロ達成における課題と提言~エネルギーシステムの視点から~

主催者:ETI-CGC (Energy Transition Initiative – Center for Global Commons)
※東京大学と民間企業有志により設立された日本のネットゼロ達成のパスウェイを議論する産学連携プラットフォーム
17:00 - 18:15

地方のリーダーと脱炭素ドミノをG7から世界へ ー地方の気候行動に関するG7ラウンドテーブル-

主催者:環境省
共催者:国土交通省、イクレイ(ICLEI)-持続可能な都市と地域をめざす自治体協議会、Urban7(U7)、Global Covenant of Mayors(GCoM), 公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)