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  • 高効率の冷凍冷蔵空調機器とフロンのライフサイクル管理による気候変動の緩和と適応

2023.12.5 Tue.

16:30 - 17:45
高効率の冷凍冷蔵空調機器とフロンのライフサイクル管理による気候変動の緩和と適応
主催者
環境省、経済産業省
共催者
一般社団法人 海外環境協力センター
セミナー概要

概要

熱ストレスのリスクが高い暑い気候に住む人々にとって、冷房へのアクセスを改善することがますます重要になっています。 一方で、空調の急速な成長が電力網と温室効果ガス排出に多大な影響を与えているため、エネルギー効率とHFCのライフサイクル管理を並行して加速する必要があります。
このサイドイベントでは、各国や国際機関による気候変動対策に関連するエネルギー効率とHFCのライフサイクル管理の最新情報を提供することで、冷凍冷蔵空調機器分野における持続可能な開発および気候変動への緩和と適応の貢献に期待される役割を議論します。

プログラム

セミナーの概要説明 -3分-

加藤 真 一般社団法人 海外環境協力センター

フロンのライフサイクルマネジメントと環境省の取り組み -6分-

松澤裕 環境省

冷凍空調分野における省エネと経産省の取り組み -6分-

木原 晋一 経済産業省

HFCのライフサイクルマネジメントとCCACの取り組み -10分-

短寿命気候汚染物質削減のための気候と大気浄化の国際パートナーシップ

省エネによる気候変動緩和対策 -10分-

国際エネルギー機関

冷凍空調分野における産業界の取り組み -10分-

澤井 克行 ダイキン工業株式会社

パネルディスカッション -25分-

クロージングスピーチ -5分-

アジア開発銀行
登壇者

現地登壇者

  • 加藤 真 / 一般社団法人 海外環境協力センター
  • 松澤 裕 / 環境省
  • 木原 晋一 / 経済産業省 資源エネルギー政策統括調整官
  • マルティナ・オットー / 短寿命気候汚染物質削減のための気候と大気浄化の国際パートナーシップ 事務局長
  • パブロ・エヴィアコッホ / 国際エネルギー機関 再生可能エネルギーの統合と安全な電力ユニット長
  • 澤井 克行 / ダイキン工業株式会社 常務
  • クワン・アイン / ベトナム天然資源環境省
  • ジェフ・マルーティアン / 米国エネルギー省 主席次官補
  • アブラル・ナセル・アルジュディ / アラブ首長国連邦産業先進技術省 技術法令エンジニア
  • ヴィレンダー・K・ドゥガル / アジア開発銀行 主席気候変動専門官
関連リンク
セッションサマリー
クーリングセクター(エアコン等の冷凍空調機器部門)は、気候変動の緩和・適応の両面で非常に重要な役割を担っており、この分野での取組に世界の注目が集まりつつある。特に冷媒として使用されるHFCのライフサイクルマネジメント(LCM)や省エネルギーの取組は、冷凍空調機器の需要が爆発的に伸びている開発途上国における、重要な気候変動対策となる。本サイドイベントにおいては、同セクターで世界をリードする日本の政策として、HFCのLCMに関するイニシアティブ(IFL)を通じた途上国支援や、省エネ対策技術の進展、G7気候・エネルギー・環境大臣会合でのハイライト、また削減貢献量(avoided emission)について紹介した。また、短寿命気候汚染物質削減のための気候と大気浄化の国際パートナーシップ(CCAC)、国際エネルギー機関(IEA)、ダイキン工業株式会社から、LCM、電力需要、省エネルギー等の最新の取組について紹介した。パネルディスカッションでは、アラブ首長国連邦やベトナム等の開発途上国や米国等の先進国の政府、アジア開発銀行等の国際機関から、今後のクーリングセクターにおける取組への期待や、自らの役割が紹介された。さらに開発途上国において、冷媒のLCMや省エネ対策を進めるには、規制の枠組みや技術の導入に加えて、インセンティブ制度を適切に活用することが重要であり、二国間クレジット制度(JCM)がその重要な一つとして期待される等の発言があった。
メッセージや成果
COP28では、議長国UAEの主導の下、クーリングセクターにおける緩和野心の強化(グローバル・クーリング・プレッジ(GCP))が発表された。クーリングセクターで主要な役割を有する日本政府も、GCPに参加しており、国際協力を一層強化することを発信した。本イベントは、そのような取組の一つとしても位置づけられており、外国政府・国際機関からの参加が非常に多い会議となった。またパネルディスカッションにおいては、島嶼開発途上国政府代表から、これまでの日本政府によるフロンのライフサイクルマネジメントや省エネ支援に謝意が述べられ、今後も国際的議論や協力の実施の中でリーダーシップを発揮することへの期待が示された。

その他のタイムテーブル

2023.12.5 Tue.

10:30 - 11:45

Tech for Transition

主催者:経済産業省
共催者:UAE政府(COP28議長)
13:00 - 14:15

1.5℃に向けてともにアクション: 日本社会が持続可能な脱炭素社会を実現するために

主催者:気候変動イニシアティブ (JCI)
14:45 - 16:00

持続可能な森林経営を通じた気候変動の緩和策及び適応策の促進

主催者:国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
共催者:林野庁、国際熱帯木材機関(ITTO)、住友林業株式会社