2022.11.12 SAT
- 15:00 - 16:30
- 脱炭素でレジリエントなアジアに向けた日本の貢献
- 主催者
- 環境省
- 共催者
- 地球環境戦略研究機関(IGES)
国立環境研究所(NIES)
ASEAN事務局
- セミナー概要
- 環境省とアジア太平洋統合評価モデル(AIM)プロジェクトチームは、日本を含むアジア地域において、国が決定する貢献(NDC)や長期戦略(LTS)の策定・更新、またその実施主体である各国都市の脱炭素戦略等の策定を、各国研究者との共同研究や若手研究者育成を目的としたトレーニングの実施を通じて支援してきました。
地域レベルでは、昨年、ASEAN事務局と日本との協働による「ASEAN気候変動状況報告書(ASCCR)」が発行されました。ASEAN加盟国(AMS)からこの分野での継続的な支援の要請を受け、ASEAN事務局と日本は協力して、AWGCC(ASEAN気候変動作業部会)行動計画(AAP)2019-2025と各セクターの行動計画を基に、2023年のCOP28までにASEAN気候変動戦略的行動計画2023-2030(ACCSAP)の策定を行います。ACCSAPは、カーボンニュートラルとレジリエンスの達成というASEANの長期目標を実現するため、NDCとLTSの策定・更新において重要な役割を果たすことになります。
本サイドイベントは、ACCSAPの策定を国際コミュニティに公表し、AIMとACCSAPを総合的に橋渡しする方法を検討することを目的としています。また、ACCSAPの策定に関する指針を発表し、協議による開発プロセスを明確にするとともに、聴衆からのインプットを求めます。また、AMSにおいてAIMを利用したLTSの開発や更新に関する最新の進捗状況も共有される予定です。
加えて、本サイドイベントでは、アジアのいくつかの都市を対象にこれまでに実施してきたAIMによる将来シナリオの定量化と、それをベースとした脱炭素に向けた取り組みについても紹介します。
【イベントプログラム】
共同議長- ボン・ソック ASEAN事務局 環境局 局長
- 水谷好洋 環境省 地球環境局 国際脱炭素移行推進・環境インフラ担当参事官
- 1500~1505 開会挨拶 高橋康夫(IGES所長)
- 1505~1513 フレーミングプレゼンテーション 藤野純一(IGESサステイナビリティ統合センター プログラムディレクター)
- 1513~1529 ASEAN気候変動戦略行動計画 指針文書について ボン・ソック(ASEAN事務局 環境局 局長)、有野洋輔(IGES戦略マネージメントオフィス 研究員 / プロジェクトリーダー(緩和と適応の統合))
- 1529~1532 写真撮影
- 1532~1544 ベトナム ルオン・クアン・フイ(ベトナム天然資源環境省 気候変動総局)、グエン・トゥン・ラム(ベトナム生産性研究所)
- 1544~1600 インドネシア リザルディ・ボアー(インドネシア・ボゴール農業大学)、レトノ・グミラン・デウィ、ウコック・WR・シアギアン(インドネシア・バンドン工科大学)
- 1600~1610 タイ ブンディット・リミーチョクチャイ(タイ・タマサート大学シリントーン国際工学部)
- 1610~1620 ルーン・ワイ・チャウ(マレーシア工科大学)
- 1620~1625 質疑応答
- 1625~1630 閉会挨拶 小野 洋(環境省 地球環境審議官)
- 登壇者
- 【現地登壇者】
- 小野 洋(環境省) 地球環境審議官
- 水谷 好洋(環境省) 地球環境局 国際脱炭素移行推進・環境インフラ担当参事官
- ボン・ソック(ASEAN事務局) 環境局 局長
- ルオン・クアン・フイ(ベトナム天然資源環境省 気候変動総局)
- ルーン・ワイ・チャウ(マレーシア工科大学)
- 高橋 康夫(公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)) 所長
- 藤野 純一(公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)) サステイナビリティ統合センター プログラムディレクター
- 有野 洋輔(公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)) 戦略マネージメントオフィス 研究員 / プロジェクトリーダー(緩和と適応の統合)
【オンライン登壇者】- グエン・トゥン・ラム(ベトナム生産性研究所)
- リザルディ・ボアー(インドネシア・ボゴール農業大学)
- レトノ・グミラン・デウィ(インドネシア・バンドン工科大学)
- ウコック・WR・シアギアン(インドネシア・バンドン工科大学)
- ブンディット・リミーチョクチャイ(タイ・タマサート大学シリントーン国際工学部)
- セッション
サマリー -
本サイドイベントは、ACCSAPの策定を国際コミュニティに公表し、AIMとACCSAPを総合的に橋渡しする方法を検討することを目的として開催しました。イベントでは、ACCSAPの策定に関する指針が発表され、協議による開発プロセスが明らかにされました。また、ASEAN加盟国においてAIMを利用したLTSの開発や更新に関する最新の進捗状況が共有されました。
加えて、本サイドイベントでは、アジアのいくつかの都市を対象にこれまでに実施してきたAIMによる将来シナリオの定量化と、それをベースとした脱炭素に向けた取り組みについても紹介されました。本サイドイベントの動画を以下のウェブサイトで公開しています。(英語のみの視聴となりますこと、あらかじめご承知おきください。)
https://www.iges.or.jp/jp/events/20221112
その他のタイムテーブル
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