2023.12.2 Sat.

10:30 - 11:45
世界を牽引する若者リーダー6名のトークセッション
主催者
一般社団法人 SWiTCH
共催者
青年会議NGO クライメイトユースジャパン
セミナー概要

概要

日本は世界GHGランキング5位、化石賞を3年連続で受賞している。このことは裏を返せば、日本が気候変動へのポジ ティブなインパクトに大きく貢献できることを示している。 これまで日本の環境アクションはごく一部しか国際的に発信されておらず、国際的に貢献する高いポテンシャルがある ことは知られていない。 COP28では、日本の若者から脱炭素の取り組みを発信し、世界の若者リーダーを巻き込んで、地球規模のダイナミック なムーブメントを起こすグローバルハブとしての役割をスタートします。

プログラム

オープニング -5分-

登壇者の紹介 -2分-

若者リーダーは気候教育の変革に何を求めているか -22分-

若者からの平等なステークホルダーとしての期待 -39分-

閉会の言葉 -5分-

登壇者

現地登壇者

  • ニスリーン・エルサイム / 国連事務総長アントニオ・グテーレス氏への気候変動青年アドバイザリーグループ 元議長
  • ジェヴァニック・ヘンリー / 国連事務総長アントニオ・グテーレス氏への気候変動青年アドバイザリーグループ メンバー
  • オーロラ・アウディノ / 2022 G7 イタリア ユース代表およびYouth4Climate チャンピオン
  • アクセル・エリクソン / 国連気候変動枠組条約(UNFCCC) スウェーデン子ども・青少年議会 スウェーデン青年代表
  • 堀岡茜李 / 青年会議NGO クライメイト ユース ジャパン COP28 日本ユースメンバー
  • 佐座 槙苗 / 一般社団法人 SWiTCH 代表理事

オンライン登壇者

  • 調整中 / UNEP
  • 調整中 / ストックホルム・レジリエンス・センター
関連リンク
セッションサマリー
2015年にパリ協定が設立されて以来、気候エンパワメントのためのアクション(ACE)第12条は気候変動教育を優先事項としてきました。しかし、100カ国が国のカリキュラムにおいて気候変動の言及がないことが明らかになりました。ある調査によると、教師の95%が気候変動の教育の重要性を認識している一方で、それを教える準備ができていると考える教師の割合は30%にしか満たしません。さらに、非英語話者向けの教材は利用可能な全体の教材のわずか3%しかなく、グローバルに利用できる教材の少なさに課題があります。
この課題に対処するため、若者のリーダーたちは、普遍的にアクセス可能なツールキットを複数の言語で提供し、障害者にも対応することを提案しました。気候変動の問題を科学だけでなく、日常生活やキャリアにも結びつけ、あらゆる学問分野に気候教育を統合する必要があります。子どもたちを地域環境改善のカタリストとしてエンパワメントするために、気候教育を小学校から導入することが強力なアイデアとして提案されました。
リーダーたちは非公式なアクションベースの教育の見落としを指摘し、気候危機に適応するための知識の普及と能力トレーニングの提供の必要性を強調しています。地球の現状と子供たちへのサステナビリティへのシフトに対する共通した認識を、世代を超えて、特に若者の将来の生き方を決定する意思決定者の間で共有されなければなりません。
若者が知識と行動の感覚を身につければ、問題の焦点はユースカウンシルの形成など学校や政府での意思決定への包括的な若者の参加のための構造化された枠組みの確立に移ります。ユースカウンシルからのベストプラクティスは既に存在していますが、公平なユース参加をうながすためには改善が必要です。リーダーたちは気候教育とユースカウンシルの設立の究極の目標は、次世代を未来に待ち受ける可能性のある課題に備え、地球市民としてのパリ協定の達成を急速に進めることだと合意しました。
メッセージや成果
セミナー終了後、SWiTCHは、気候変動教育、地域社会への参加、パリ協定に沿った社会経済的進歩におけるインパクトのあるユース参加への献身を反映させるため、以下のことに取り組みます。
普遍的なアクセシビリティを確保し、既存のカリキュラムに統合できるよう、若者とともにグローバルな気候教育カリキュラムを共同設計する。
パリ協定の目標達成を促進するためにクリエイティブな方法を用いながら、気候変動のカタリストとして子どもたちや若者をエンパワーする仕組みを学校や政府に確立する。
若者参加の社会経済的利益を評価するモニタリング・スキームを実施し、サステナブルトランジションの加速における若者の役割を立証する。

その他のタイムテーブル

2023.12.2 Sat.

12:30 - 13:45

世界の埋立地から排出されるメタンガスを削減する! ~ 福岡方式の可能性を探る ~

主催者:環境省・福岡市
共催者:国連ハビタット アフリカのきれいな街プラットフォーム (ACCP)
15:30 - 16:45

日本の2050年ネットゼロ達成における課題と提言~エネルギーシステムの視点から~

主催者:ETI-CGC (Energy Transition Initiative – Center for Global Commons)
※東京大学と民間企業有志により設立された日本のネットゼロ達成のパスウェイを議論する産学連携プラットフォーム
17:00 - 18:15

地方のリーダーと脱炭素ドミノをG7から世界へ ー地方の気候行動に関するG7ラウンドテーブル-

主催者:環境省
共催者:国土交通省、イクレイ(ICLEI)-持続可能な都市と地域をめざす自治体協議会、Urban7(U7)、Global Covenant of Mayors(GCoM), 公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)