2023.12.1 Fri.

16:30 - 17:45
地域毎の気候変動適応策に関する特別シンポジウム
主催者
NPO法人 STSフォーラム
共催者
セミナー概要

概要

近年のCOVID-19 と気候変動の危機的状況の中で、気候変動問題、水・食物問題、生態系や生物多様性の問題、保健問題等が地域的および世界的に相互作用し合ってリスクを複雑化させていることを踏まえ、それらの複雑に絡まり合うリスクに対して正確な科学的知見に基づき的確な対処方策を迅速に構築していかなければなりません。本シンポジウムでは、国際的に認められた気候変動の専門家により、これ迄STS フォーラムやその附属会議である RACC を始めとして多くの国際舞台で積み上げられてきた議論の成果をレビューしつつ、議論を更に発展させ、その成果として、最新で正確な科学的知見を世の中に広く発信していくことを目的としています。

プログラム

開会挨拶 -パネル討論-

  • Prof. Cherry A. Murray Deputy Director for Research, Biosphere2 and Professor of Physics, University of Arizona, US
  • Prof. Hiroshi Komiyama Chairman, Science and Technology in Society forum (STS forum), JP
  • Mr. Yutaka Matsuzawa Vice Minister for Global Environment Affairs, Ministry of the Environment, JP

  • Prof. Cherry A. Murray Deputy Director for Research, Biosphere2 and Professor of Physics, University of Arizona, US
  • Prof. Dr. Adel El Sayed Tawfik El-Beltagy Chair, International Dryland Development Commission (IDDC), EG
  • Prof. Jim Falk Professorial Fellow, School of Geography, Earth and Atmospheric Sciences, University of Melbourne; Emeritus Professor, School for Humanities and Social Inquiry, The University of Wollongong, AU
  • Ms. Agnes Asiimwe Konde Vice President, Program Innovation & Delivery, Alliance for a Green Revolution in Africa (AGRA), KE
  • Dr. Kiyoshi Takahashi Deputy Director, Social Systems Division, National Institute for Environmental Studies (NIES), JP
-登壇者間討論・質疑応答-

30分(6分 x 5名)

30分 -5分-

議長総括
登壇者

現地登壇者

  • チェリー・A・マレー / アリゾナ大学 / 副研究所長
  • 松澤 裕 / 環境省 地球環境審議官
  • アデル・エルベルタジー / 乾燥地開発国際委員会 委員長
  • アグネス・コンデ / アフリカ緑の革命のための同盟(AGRA)Vice President
  • 高橋 潔 / 国立環境研究所 社会システム領域副領域長

オンライン登壇者

  • 小宮山 宏 / STSフォーラム 理事長
  • ジム・フォーク / メルボルン大学 地理地球大気科学学部教授
関連リンク
セッションサマリー
今回のSTSフォーラムCOP28 地域毎の気候変動適応策に関する特別シンポジウムでは、農業、食糧、生物多様性、気候変動のテーマについて、国際的に認められた気候変動の専門家により、これ迄STS フォーラムやその附属会議である RACC を始めとして多くの国際舞台で積み上げられてきた議論の成果をレビューしつつ、議論を更に発展させ、その成果を世の中に広く発信しました。近年のCOVID-19 と気候変動の危機的状況の中で、気候変動問題、水・食物問題、生態系や生物多様性の問題、保健問題等が地域的および世界的に相互作用し合ってリスクを複雑化させていることを踏まえ、それらの複雑に絡まり合うリスクに対して正確な科学的知見に基づき的確な対処方策を迅速に構築していかなければなりません。本シンポジウムでは、国際的に認められた気候変動の専門家により、これ迄STS フォーラムやその附属会議である RACC を始めとして多くの国際舞台で積み上げられてきた議論の成果をレビューしつつ、議論を更に発展させ、その成果として、最新で正確な科学的知見を世の中に広く発信していくことを目的として開催した。そして、そこでの議論を通じて、ステークホルダーに何をどのように伝えるべきかが明確になり、世界に発信されてきた。今後開催されるCOP会議においても、関係するステークホルダーに最新かつ正確な情報を提供して、知識-行動ネットワークの拡充を図っていくことの重要性を訴えて参りたい。
メッセージや成果
STSフォーラムとしてCOPにおける二回目のセミナー開催であったが、現地参加者43人とオンライン参加者28人の計71人がハイブリッドで世界中から参加して、熱心な討論を交わすことができた。
このシンポジウムを通じて、地域社会のさまざまな利害関係者と政策関係者が、気候変動と持続的発展という課題に対処するための対策を検討するに当たり、それらの関係者に最新で正確な科学的知識を伝えていくことの重要性を再確認するとともに、具体的に伝えていくべき内容、その伝え方等について多くの情報を発信することができた。

その他のタイムテーブル

2023.12.1 Fri.

10:30 - 11:45

IIASA-Japan 都市に関する合同PJ

主催者:環境省、IIASA
共催者:IPCC, IGES
13:00 - 14:15

気候変動に強靭な開発(Climate Resilient Development: CRD) の実現に向けた現状と課題

主催者:独立行政法人国際協力機構
14:45 - 16:00

自治体が主導するレジリエントなゼロカーボン・持続可能な社会への移行

主催者:公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)
共催者:イクレイ