2023.12.11 Mon.

13:00 - 14:15
国際連携によるブルーカーボンの推進
主催者
環境省
共催者
オーストラリア気候変動・エネルギー・環境・水資源省(DCCEEW)
セミナー概要

概要

  1. ブルーカーボン生態系は、気候変動の緩和だけでなく、沿岸環境や漁業資源の保全、観光、地域経済の発展など、複数の利益をもたらすものとして認識されています。 地域の環境や社会経済状況を考慮して、さまざまな地域のブルーカーボン活動が世界中で実施されています。
  2. このイベントは、地域のブルーカーボン活動の促進を目的として、地方自治体、民間部門、非政府組織、市民社会、漁業団体などブルーカーボンに関連するマルチステークホルダーが経験や意見を共有するプラットフォームを提供します。 継続的な活動の例を示しながら、地域のブルーカーボン活動に関連する問題への取り組みについて説明します。
  3. このイベントでは、上記のブルーカーボン活動の複数の利点、地元ステークホルダーの関与、継続的な資金の確保など、活動の継続的な実施に必要な重要な点に特に焦点を当てます。

プログラム

挨拶 -4分-

  1. 伊藤 信太郎 環境省・環境大臣
  2. Hon Jenny McAllister オーストラリア気候変動・エネルギー・環境・水資源省/担当大臣

ブルーカーボンの取組み紹介 -20分-

  1. 小杉 知佳 日本製鉄・技術開発本部・先端技術研究所・課長
  2. Chenae Neilson オーストラリア気候変動・エネルギー・環境・水資源省(DCCEEW)

パネルディスカッション -50分-

  1. 伊藤 史雄 環境省・脱炭素社会移行推進室・室長
  2. Chenae Neilson オーストラリア気候変動・エネルギー・環境・水資源省
  3. 青山 紘悦 国土交通省・港湾局海洋・環境課 港湾環境政策室・室長
  4. 髙橋 一彰 横浜市・温暖化対策統括本部・企画調整部・部長
  5. 小杉 知佳 日本製鉄・技術開発本部・先端技術研究所・課長
  6. Joao Sousa 国際自然保護連合(IUCN)海洋チーム マネージャー

司会

佐藤 淳 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
登壇者

現地登壇者

  • 伊藤 信太郎 / 環境省・環境大臣
  • Hon Jenny McAllister / オーストラリア気候変動・エネルギー・環境・水資源省 気候変動・エネルギー担当大臣
  • 伊藤 史雄 / 環境省・脱炭素社会移行推進室・室長
  • 青山 紘悦 / 国土交通省・港湾局海洋・環境課 港湾環境政策室・室長
  • 髙橋 一彰 / 横浜市・温暖化対策統括本部・企画調整部・部長
  • 小杉 知佳 / 日本製鉄株式会社・技術開発本部・先端技術研究所・課長
  • Joao Sousa / 国際自然保護連合(IUCN) Ocean Team Centre for Conservation Action マネージャー

オンライン登壇者

  • Chenae Neilson / オーストラリア気候変動・エネルギー・環境・水資源省
関連リンク
セッションサマリー
2023年12月11日、COP28ジャパンパビリオンにおいて、豪国と共催でブルーカーボンに関するサイドイベント「国際連携によるブルーカーボンの推進」を開催しました。現地にて30名程度、ウェビナーを通じて100名程度の参加がありました。
本イベントに先立って、我が国環境省が豪国イニシアティブの国際ブルーカーボンパートナーシップ(IPBC)に加盟したことを報告し、伊藤環境大臣とマクアリスター豪州気候変動・エネルギー担当大臣との間でアジア太平洋地域でのブルーカーボンの取組の連携に関するレターを手交し、国際連携によるブルーカーボンの取組を推進していくことを改めて確認しました。
イベント中では、我が国の先駆的な取組事例や、政府及び地方自治体におけるブルーカーボン活動の取り組み状況、豪州政府やNGOが推進するブルーカーボン活動支援の状況について情報の共有がありました。日本製鉄からは海草・海藻の生育における鉄イオンの役割に着目した同社の藻場再生・創出活動の状況について、環境省からは日本国内におけるブルーカーボン価値の認識状況を踏まえた国内におけるブルーカーボン推進体制及びGHGインベントリにおける藻場による炭素吸収固定計算予定と取組事例集の公表について、国土交通省からは港湾におけるネットゼロ排出達成におけるブルークレジット制度も含めたブルーカーボン生態系活用について、横浜市からは横浜市が進めてきた地域ブルカーボンプロジェクトについて、豪州DCCEEWからは豪州におけるブルーカーボン活動の取組状況と国際イニシアティブの状況について、湿地関係活動に取り組むNGOのIUCNからは、2種類の国際資金支援制度を通じたブルーカーボン活動の支援の状況について紹介がありました。最後に取組を進める上でのキーポイントや課題について各パネリストが指摘を行い、各々の取組に関する深堀を実施し、イベントを終了しました。

その他のタイムテーブル

2023.12.11 Mon.

10:30 - 11:45

カーボンニュートラルの実現に向けたRD20の挑戦

主催者:経済産業省、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)
14:45 - 16:00

ネイチャーポジティブ経済を実現するための、技術、製品・サービス、ビジネスモデル

主催者:G7 ネイチャーポジティブ経済アライアンス
共催者:経団連自然保護協議会
16:30 - 17:45

アジア太平洋地域おける気候変動リスク評価のための科学ツールとシナジー

主催者:国立環境研究所
共催者:国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)、地球環境戦略研究機関(IGES)、環境省
18:00 - 19:15

混乱の時代におけるエネルギー需要側の対応

主催者:公益財団法人 地球環境産業技術研究機構(RITE)
共催者:国際応用システム分析研究所(IIASA)