木からつくる自然なクルマ
～CNFを活用して自動車の軽量化にチャレンジ！～

環境省NCV（ナノセルロース・ヴィークル）

セルロースナノファイバー（CNF）は、木材などの植物等を原料とし、軽量でありながら高い強度や弾性率を持つ次世代素材として、様々な分野での活用が期待されています。
環境省では、「 NCVプロジェクト」を新たに立ち上げ、京都大学を代表機 関とした産学官合わせて22の機関で構成されるコンソーシアムにより、 CNFを活用した自動車軽量化部材等の製品開発及び各段階の性能評価、CO₂削減効果の評価・検証に取り組んでいます。
2019年10月に東京で開催された東京モーターショー2019にて、CNF自動車部材を可能な限り採用したNCVコンセプトカーを発表しました。今回はコンセプトカーに実際に搭載されたCNF 100％で成形されたボンネットを展示しています。
自動車にCNF軽量材料を搭載することにより、車体の軽量化によるCO2排出削減、プラスチック材料使用量の削減、地域循環共生圏創造への貢献が期待されます。